めまいがするほど『声優』が『上手い芸能人』を10人紹介していく
下手な印象が付きまとっている芸能人声優。
しかし、中には「とてつもなく上手い」人も存在しています。
ですが、やはり下手な割合が多く感じられるため、それ故に全体の質が低くみられている気がする芸能人声優について、今一度見直してい見たいと思います。
と、この記事への反響が大きかったので。
なおここで紹介する芸能人は顔出しでのテレビや映画出演を主に活動している人を指します。声優が本業ではないという意味です。
俳優女優芸人もすべて芸能人という扱いにしておりますので、悪しからずお願いします。
基本的にアニメ主体です。
個人的にプロに負けていないと感じた10人を紹介。
ランキング形式ではありませんが、ご覧ください。
ピーター(池畑慎之助)
出演作
ドラッグオンドラグーンシリーズ (カイム レッドドラゴン ミカエル)
デスノート The Last name (レム)
他
ドラッグオンドラグーンでは一人二役を務め、声色を見事に使い分けることで二人を演じました。
大多数の人にはデスノート後編のレム役といえば分かりやすいと思います。どっしりとした死神らしい重厚な雰囲気を醸すレムは完璧すぎた。
みのもんた
出演作
ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー (ムッシュール)
アナウンサーです。ナレーションもこなすので、やはり声の演技が上手いのでしょうか。キャラにもよくあっている声で、違和感もなく顔が浮かんでくることもありませんでした。
堺雅人
出演作
こちら葛飾区亀有公園前派出所 (白鳥麗次 01年まで)
戦闘妖精雪風 (深井零)
他
半沢直樹で日本ドラマ界の歴史に名を刻んだ堺雅人氏。声優もいける。白鳥麗次のようなギャグ要員から、深井零のような冷静なキャラと正反対の性格をこなす巧みな声を持つ。
松たか子
出演作
ブレイブストーリー (三谷亘)
アナと雪の女王 (エルサ)
他
やはりブレイブストーリーを見たときの違和感のなさが未だに記憶から消え去らない。
歌えるし声優もできる。天才というのはこういう人を言うのだと実感させられるのです。
西島秀俊
出演作
風立ちぬ (本庄)
他
庵野秀明の声も嫌いではないのですが、西島秀俊の声は顔出し俳優だけでとどめておくのが勿体ない。声優経験が風立ちぬで2作目という事実を受け入れられないほど。もっと声の仕事をしてほしい。そう思える俳優。
キンタロー
出演作
ナンダカベロニカ (ベロニカ)
他
声色を変えていたのでキンタローとは気づけなかった。細かい演技まで上手く、プロが演じているのかと勘違いしたほど。一度聞くとキンタロー氏の地声が分からなくなってくる。
勝地涼
出演作
銀色の髪のアギト (アギト)
劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer- (デカルト・シャーマン)
UN-GO episode:0 因果論 (結城新十郎)
他
キザなキャラから普通の高校生までこなせる幅広さ。ガンダムでも違和感がなく、本職に劣らない。なんだこのしっくりと馴染んでいる声は、と驚くばかり。
蒼井優
出演作
ミヨリの森 (真縞ミヨリ)
花とアリス殺人事件 (有栖川徹子)
鉄コン筋クリート (シロ)
他
芸能人声優の中でもトップクラスのうまさなのでは。泣きも叫びも違和感が全くなく、そして声色も使い分けることができている。あまりのうまさに、蒼井優の顔が全く浮かんでこずに、物語へ入り込むことができる。必聴。
萩原聖人
出演作
逆境無頼カイジ (カイジ)
闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才〜 (アカギ)
他
カイジが萩原聖人と聞いてざわついた人も多いはず。視聴者にストレスを与えることなくテレビアニメの声優をこなすのは見事。カイジに似合う声だった。
高部あい
出演作
青い花 (万城目ふみ)
キルミーベイベー (呉織あぎり)
他
カルトアニメ「キルミーベイベー」のあぎりさんは外せない。おっとりしたあぎりさんにすごくあっている。高部氏以外のあぎりさんは思いつかない。
以上10人を紹介しました。
有名どころから、そうでない人まで・・・。
意外な人が意外なキャラを演じているものです。風立ちぬの西島秀俊にはたまげるしかなかった。本当に上手いし、あの美形キャラに馴染んだ声色で素晴らしい。
芸能人声優の問題点はハリウッド映画などで「フィックス(専属)」またはそれに近い状況にある声優が外されていることなのでは。
いつもの吹き替えじゃないという残念さと、下手な吹き替えだった場合の悲惨さが輪をかけて惨憺たる作品に仕上げているように思えます。
個人的に実写以外ならフィックスを気にすることもないので、上手くてキャラに合っていれば良いのではと考えています。
というわけで蒼井優と勝地涼が出演している「花とアリス殺人事件」がお勧めです。
一部には引っかかるキャラもいますが、全体的に声優の質が高い。オール芸能人による声優なのにここまで違和感の少ないアニメは初めてでした。お勧めします。
そもそも昔は役者と声優の境界がなかった。売れない役者の小銭稼ぎのような扱いだったのが、いつの間にか専業化していった・・・。日本という国はやはり特殊なのだろうか。
韓国や台湾にも専業が存在しているようですが、詳しいことは調べていないため不明です。
羽賀研二は本当に上手かったのに、なぜ・・・。
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