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『Fear, and Loathing in Las Vegas』は武道館ライブである種の卒業を迎えたんだと思う

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こんにちは@Sanyontamaです。

これまでライブという物にいったことがなかったのだけれど、人生初ライブ参加がまさかの武道館になってしまうなんて予想していなかった。
1月7日に開催された「Fear, and Loathing in Las Vegas」の4thアルバムツアーファイナル武道館公演へ行ってみた。
チケットはソールドアウトで会場は大入り満員。Falilvはこれほどの人気があったのか、と全身が震えた。自分の周囲でFalilvを知る人がいなかったから、この日までマイナーなイメージを持っていたのだけど、武道館の熱狂に打ちのめされてしまった。
そんな人生初のライブかつFalilvとしても初の武道館ワンマン。初づくめのライブのレポートと個人的な雑感について書いていくぞ。

震えが止まらない人生初のライブ

前日は一睡もできなかったこともあってか、神経の高ぶりを抑えられぬまま武道館へと向かった。人生初なのでネット等でライブの作法なんかを念入りに調べていたけれど、それほど気にする必要はなかった。
予想外だったのは物販が早くから行われている点。てっきりチケットをもぎった後、武道館の中で物販が行われているのかと考えていたので、場外に設営されているとは思わずにグッズをいくつか買い逃してしまった。周囲を見ると物販で購入したシャツを着用している人が多かったので、自分もシャツを購入して変身。気分を高めて武道館の中へと吸い込まれていった。タオルが売り切れだったからSwing It!!でタオルを振舞わせなっか事が心残り・・・。
スタンドとアリーナの両方に申し込んでみたけど、アリーナは当選せずスタンド2階席となってしまった。

ライブは予定の19時から3分ほど過ぎて開始された。クラブミュージックが流れ観客を盛り上げる。会場が突如暗転し音も途切れる。
ステージのLEDモニタがせり上がり、SEと共にメンバーが登場する。Taikiはシャツを破り捨てて観客を早くも煽りに煽る。開始早々からハイテンションでどうしていいのか分からなかった。煽れらたのだからそれに乗ろうと叫び、全身を動かした。MCの介在する暇もなく、勢いのまま突っ走って「Cast Your Shell」から全てが始まった。
ミラーボールやレーザーがメンバーを彩り、それが彼らの後光のように見えてしまう。初のライブで何がどうなっているのか理解できない。でもわかることがあった。この勢いに全てを委ねしかないのだ。息切れがするほどに全身を動かしていると、あ、おれ生きてるって某自転車漫画のキャラクターみたいな感情が芽生えた。気づけば何度か叫んでいたし、自分はこんな表現が出来るのかと、自分の新たな一面にも気づかせてくれた。そんな人生初のライブ。

セットリスト

いわゆるセトリと呼ばれているらしい。この日になるまでセトリの意味が分からなかったのじゃ・・・。以下のようになっていた。

01.Cast Your Shell
02.Meaning of Existence
03.Escape from the Loop
04.Rave-up Tonight
05.Swing It!!
06.Let Me Hear
07.Burn the Disco Floor with Your “2-step"!!
08.Ignite Your Frail Mind
09.Thunderclap
10.InterludeⅠ
11.Gratitude
12.Journey to Aim High
13.Just Awake
14.Sparkling Sky Laser
15.The Demon Called Careless
16.Short but Seems Long, Time of Our Life
17.Chase the Light!
18.Evolution~Entering the New World~
19.Party Boys
20.Virtue and Vice
21.Starburst


 3曲目までは4thアルバム「Feeling of Unity」の曲順と同じ。Feeling of Unityを全て披露するのかと期待させたが、4曲目はRave-up Tonightが流れ始めて全身をがっつりと殴られた。
自分はPHASE 2からFalilvにどっぷりハマったので、PHASE 2の収録曲が流れた瞬間に気絶しそうなほどの高揚感に見舞われた。なんだこいつら、なんでこんなに俺たちを盛り上げられるんだ? 本当に武道館は初めてなのか? とFalilvの神がかり的な盛り上げっぷりに酔いしれた。

Feeling of Unity収録のInterludeが流れる。これは8ビット調のサウンドが特徴で、ステージのモニタにもドット絵で描かれた縦シューティングの映像が流れ観客を和ませた。会場が一瞬笑いに包まれるも演奏は突如としてメタリックに移行し会場の雰囲気も一変する。ハイボルテージな音楽が和んだ観客に喝を入れ、再び全身運動へと誘うのだ。「お前ら和んでんじゃねーぞ!」と叫んでくる。
Falilvのサウンドはテンポの変化が激しい。ミドルテンポだったかと思えば、次の瞬間からはブレイクダウンしてくるなど、行きつく暇がないのだ。その破天荒なサウンドがFalilvの魅力でもあるし、だからこそ彼らにぞっこんとなってしまった理由でもある。
そんな破天荒さは武道館ライブでも健在。次は何が起きるか分からない。そんな緊張感を抱えたライブだ。彼らは自分たちの持ち味をしっかりと理解しているからこそ、武道館ライブでもサウンド通りの彼らを演じられたんじゃないのかな。

これはある意味では卒業なんだろう

このライブで予想外だったところはFalilvのメンタルが垣間見えた点だ。
MCのSxunが2015年はメンバやスタッフの家族に不幸が続き、精神的にかなり追い込まれていたと語った。自分たちを支えてくれる人がいたからこそ、ここまでやってこれた。これからもやりたいことをやり続けていくと決意表明した。Sxunは声を詰まらせるほどで、彼らの追い込まれた状況がどれほど過酷な物だったのか深く理解させられた。

サウンドとライブパフォーマンスは破天荒なのに、彼らはこんなに繊細なのかと驚かされた。自分の思い描いたFalilv像とは異なった一面には正直戸惑った。だけど、繊細な一面を持つからこそ、ファンにはそれを見せつけないように心掛けてきんじゃないのかと思う。
観客にはとことん楽しんでもらうという信念が彼らにはあるはず。それが破天荒なサウンドとパフォーマンスとして表現された。繊細な本質はひた隠しにして、観客が求めるもの、彼らがやりたいことを見せつける。それが今までの彼らだったんだろうけど、この武道館ライブが彼らの心を開放させた。武道館という一つの頂に上り詰めたからこそ、これまで隠し通してきた全てをさらけ出す覚悟が出来たのだろう。同時に、それほどまでに追い込まれていたんだろう。

彼らはこれから先も歩むどころか突っ走っていくと決意表明している。武道館はある種の卒業的な立ち位置だったんじゃないのかと思えてしまう。
Sxunの語りを聞いていると、これはライブと言うよりも「卒業」という印象が強かったからだ。
彼らはこの武道館で卒業したんだろう。かつてのFalilvから心機一転して、次からは全てをさらけ出す本当の姿を見せつけてくるかもしれない。
繊細さをも見せつけた彼らにもう怖いものは無い。全てを見せつけた彼らは進学するのだ。

新たなステージへと彼らは昇り始めた。一体どこへ向かうのだろう。武道館を終えた彼らの次なる卒業とは何なのか。ドームなのか、はたまたもっと果てしない巨大な世界になるのか。
本当に目が離せない。彼らの歩みに今後もついていく決意が出来た。そんなライブだった。