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2015年に劇場で鑑賞した映画36本をランキング形式で発表する

こんにちは@Sanyontamaです。

2015年。今年は例年以上に映画を見た年だった。なぜこんなに映画を見に行ったのだろうと考えたら原因はTwitterだった。Twitterが悪いよTwitterが。

と、本題のランキングだが「2015年に日本で劇場公開された作品」という括りで発表する。
今年は36作品を劇場で鑑賞したので、オススメしたい順番にランキング付けして発表する。36本と言う中途半端な数字になってしまうがおつきあい願いたい。
ちなみにアニメ、洋画、邦画などジャンルは問わない闇鍋のようなランキングになっている。
今年は劇場に足を運ぶことが楽しかった。来年はもっと見たいなと映画熱が滾ってくるほどだ。やはり映画って素敵だ。

それでは36位からどうぞ!

第36位 劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- DC

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テレビシリーズの総集編に新規映像が付加されたディレクターズ・カット版。
その総集編がTVシリーズを見ていなければ理解できない構成になっており、一見さんお断りの使用になっている。総集編なら初心者でも安心して鑑賞できる仕様にするべき。なぜ初心者を逃がすような仕様にしてしまうのか理解できない。終盤の新規映像も唐突に挿入されるので置いてけぼり感が凄まじい。
新規映像を混ぜるならテレビシリーズ映像も完全新規映像にすべきだった。改善の余地が目に付くあまりにも不完全な作品になっていた。

第35位 バケモノの子

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デジモンの頃から細田作品を追いかけているが、作品を発表するごとにキレを失っているように思える。
次世代の宮崎駿のポジションに追いやられてしまったがために、大衆受けに走りすぎている。前半は主人公の成長物語として一級品だったが、後半は失速どころか転倒したまま起き上がれていないと思えるほど勢いを失っている。ラストバトルも熱量に欠けご都合主義に陥っている。事前プロモーションで主人公が青年に成長するとネタバラシしている点も頂けなかった。

第34位 進撃の巨人 エンド・オブ・ザ・ワールド

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一本の映画として完成していない。前編のあらすじが長い。ドラゴンボールZのアニメを彷彿とさせるあらすじの長さに冷や汗をかいてしまう。エレンたちが何をしたかったのかが見えてこないまま結末を迎えるのは頭を抱えるしかなかった。一体彼らは何のために行動していたのか。シキシマのいう事が正しい様と思える始末だ。前編が予想以上に良かったこともあり、その反動で後編の地獄が濃密になっている。

第33位 劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza

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シリーズ完結編。物語を完結させたことには拍手を送りたい。霧の生徒会VS蒼き鋼の戦いになると宣伝されていたが、実際にはムサシとの戦いが主軸だった。物語は間延びしていて退屈してしまう。完結編なのに緊迫感がないのも問題点だ。
ただCGアニメーションは一級品。日本アニメの変革を見せつけられた作品だ。日本アニメの今後に期待が持てるアニメーションには必見。

第32位 ファンタスティック・フォー

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アメリカでは酷評されており、どのような惨状なのかを鑑賞しに行ったが擁護が難しいほどの支離滅裂っぷりを見せてくれた。
前半は各キャラクターの個性や傷、友情に嫉妬など、青春物として完璧なほどの完成度でジョシュトランク節を見せつけたが、後半は突如としてスーパーヒーロー物へと変化する。これまでの軋轢が突然解消されて、一致団結する流れが理解できない。ヒーローになる過程を前半のような密度で描けていたら傑作になりえていたはずだ。それなのにこのような惨状になってしまったことが涙する理由になっている。

第31位 PERSONA3 THE MOVIE #3 Falling Down

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原作再現に関しては文句なしだが原作のダイジェスト化が加速している気がしてならない。
アニメーションも前回より落ちているように見えたし、ファンサービスムービー化が激しくなっている。第3章なのだから仕方がないのだろうけれど。
第4章はどうなるのだろうか。EDにキミの記憶が流れることを願う。

第30位 極道大戦争

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映画とは何か。あまりにも挑戦的すぎる作品。世間的には評価されない作品だろうが、個人的には凄く楽しめた。
脚本は無いに等しいし、キャラクター造形から何まで全て狂っている。その狂気が観客を暴行する作品。刃牙や男塾を見ている感覚に近い。とにかく圧倒的物量で観客を圧倒する作品。32位に位置付けたが、正直に言うとどう評価すればいいのかが分からない。評価不能枠を作ろうかと考えたほど。

第29位 ターミネーター/新起動

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確かにターミネーターではある。1から4まで無駄にされていない点は評価できるものの、ターミネーターに必要不可欠な疾走感がなく退屈してしまう。
無理やり延命させるのであれば、いっそシリーズを打ち切り今後は一切製作しない方がましだろう。
紛うことなきターミネーターではあったが、色々なものに欠けた不完全なターミネーターに仕上がっている。

第28位 UFO学園の秘密

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ランキングに載せるべきか迷った。話は平凡。間延びする構成で眠気が襲ってくる。会話が多すぎて、映画である意味を見いだせないほど。だけど、突っ込みどころ満載で楽しめる。2015年の作品とは思えないほど古典的なオカルト用語が飛び交う様には笑いをこらえるのがつらかった。
ただ仏陀再誕に比べると敵が普通すぎて拍子抜けした。念力で津波を起こすぐらいのぶっ飛んだ敵が見たかった。

第27位 劇場版弱虫ペダル

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テレビシリーズ視聴者向けのご褒美といった仕上がり。深夜アニメ映画の病理である一見さんお断り仕様ではあるが、起承転結はしっかりとしていて、レースシーンも見ごたえがある。
鳴り物入りで登場した熊本代表があまり目立っていないのが不満点。それ以外はなかなかに良くできた作品。

第26位 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN

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事前の不安を駆逐し、しっかりとトラウマを与えてくれた。邦画が陥りがちな心情読み上げ、中盤のだるさはあれども、進撃の巨人らしさは確かに存在していた。
巨人の映像もなかなかのものだったが惜しい点が多すぎる。

第25位 ピクセル

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宇宙人が地球のゲームに化けて侵略してくるというぶっ飛んだ内容。ルールやチートの件が未だに理解できていないが、ゲーマーなら楽しめる作品。
エンディングをドットで表現するなど、製作陣のレトロゲーム愛が強く伝わってくるだけに粗が目立つ形となった。ペーパーボーイが出てきたことには驚いた。

第24位 寄生獣 完結編

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原作は未読だが、これはかなり良かった。ミギーと新一の日常はほっこりとするものだったし、アクションシーンも目を見張る。漫画の実写化ではトップクラスの完成度なのでは。
後藤を葬る際に見せた新一の葛藤も人間味あふれていて素晴らしい。

第23位 ラスト・ナイツ

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キリヤンの映画。非常にキリヤンらしくない直球な作品。男の生き様を見せつけてくるが、作品自体は割と淡々としている。キリヤン作品にありがちなカラフルな絵は存在せず、寒さを強調した絵作りを見て「本当にキリヤンなのか?」と疑問に思ったほど。
キリヤン作品の中では一番見やすいものになっているし、何より脚本が分かりやすい。忠臣蔵を元にしているから日本人なら受け入れやすいし納得できる作品に仕上がっている。

第22位 メイズランナー

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謎の迷路に囚われた少年たちの物語。進撃の巨人のような閉塞した世界を打破する内容であり、世界観的にも似ていることが日本でヒットした要因だと考えている。
迷路は毎日変化する、中には謎の獣が存在しているなど緊迫感の演出は上手い。ただ迷路を抜けるシーンがあっさりすぎたのが残念。

第21位 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

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アカデミー賞受賞が期待を高めすぎたか。イマイチ乗れなかった作品。主演のマイケル・キートンはバットマン役でブレイクするも、以降はヒット作に恵まれていない。キートン演じる主人公はバードマンというヒーロー映画でブレイクしたが、以降はヒット作に恵まれず舞台に挑むという、メタ的な設定が盛り込まれている。
前編ワンカットに見える撮影と編集がなされているが、その実験的な映像に物語がい街についてこれていない気がした。撮影の舞台裏は気になる作品の筆頭。どのようなステディカムを使用したのだろうか。

第20位 イミテーションゲーム エニグマと天才数学者の秘密

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コンピューターを生んだアラン・チェーリングを描いた作品だが、これが中々に面白い。下手な伝記映画にはなっておらず、キャストの好演もあり苦悩と葛藤が痛いほどに伝わってくる。
ベネディクト・カンバーバッチの演技力は絶品であり、チェーリング本人が降臨したと勘違いしそうなほど。唸る演技が物語に真実味を与える。

第19位 チャッピー

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人工知能と人間の関わりを描いた作品。本編カット問題などで話題を振りまいた。設定としては使い古されたものだが、チャッピーがロボットなのに人間味あふれるという妙に唸る。人が痛めつけられるよりもチャッピーが痛めつけられる場面で観客の心も痛む。
ただラストはあっさりと超えてはいけない線を超えてしまったために、どうにもすっきりとしなかった。高揚感という物に欠ける惜しい作品。

第18位 メイズランナー2 砂漠の迷宮

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第一作からビジュアルが大きく変化し、視覚的な意味での迷路は消え去ってしまった。ただ、トーマスやエヴァが内包する先の見えぬ焦燥感や苦悩こそが迷路なのだと気づいた瞬間に、この作品は紛れもないメイズランナーなのだと実感した。
迷路はいまだ健在。第三作ではどのような形で迷路を見せてくれるのだろうか。

第17位 ジョン・ウィック

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高評価されている作品だが、イマイチ乗れなかった。最初から最後までアクション一辺倒とのイメージで臨んでしまったのが災いしたかもしれない。
物語の緩急は絶妙。ここだ!と言う場所でアクションをぶっ込んで観客の快感を煽る構成はうますぎる。でももっとアクションが欲しかったと思える作品だ。

第16位 アメリカンスナイパー

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戦争が人を蝕んでいく過程を描く反戦映画。反戦なのだろうけど、どことなく好戦的にも見えてしまうのがイーストウッドの恐ろしさを体現している。
ここ数年の戦争映画ではトップクラスの出来。国や組織よりも一人の人間に重点を置いた作劇が観客の頭を殴りつける。戦争とは何かを熟考させられる紛うことなき傑作。

第15位 バクマン。

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こちらも原作は未読だったが、かなり楽しめた。ジャンプの歴史を紹介するシーンも視覚的に楽しませてくれた。プロジェクションマッピングの場面は漫画家の脳内を見事に表現されていた。このシーンのために何度も見たくなるほど。
物語展開もテンポが良すぎて飽きることはない。漫画実写化では完璧と言うべき作品。実写化の到達点がこのバクマン。だ。

第14位 キングスマン

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キレッキレアクション。目眩がするほどのアクション量に打ちのめされた。
主人公が成長していく過程を丁寧に描く。師弟関係にニヤニヤしつつ、キレッキレの爽快アクションで観客の心をわしづかみにする。完全にやられた。教会でのアクションシーンは笑えてくるほどの物量。一瞬たりとも目が離せない。

第13位 スペクター

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今年はスパイ映画が多い。やはり注目作は007/スペクターだった。
しかしスカイフォールと比べた場合はやはり落ちるものの007風味には溢れている。
個人的には悪役に魅力を感じなかったのが最大の問題点になってしまった。もっとカリスマ性を醸し出してほしい。スペクターの首領なのだから、観客をも魅了するカリスマ性が欲しかった。

第12位 コードネーム U.N.C.L.E.

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スパイものだが、シリアスさは全くなくコメディに近い仕上がりになっている。オリジナル同様冷戦時代を舞台にしているため現代的史観にはそぐわないチグハグ感を覚えるが、それ自体も各スパイ映画に対するアンチテーゼなのだろう。冷戦時代のスパイものはどこかぶっ飛んでいた。そんな過去に対する羨望が込められた作品。アクションは少な目で、イイ男とイイ女がキメッキメな画を見せつけるいやらしい作品。ヘンリーガヴィルが男前すぎて惚れそう。

第11位 スターウォーズ/フォースの覚醒

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10年ぶりの新作。これまでの作品はほとんど記憶にないが、これはスターウォーズだと実感させられた。懐かしさと新しさを兼ね備えているからこそ、初心者でも楽しめる作品に仕上がっている。
ラストのライトセイバー戦は緊迫感にあふれまさに殺し合いそのもの。スターウォーズなのに殺伐としてていいのかと不安になるが、今までにはないエッセンスを盛り込むことで新たなる物語を印象付けた。EP8が待ち遠し。

第10位 アントマン

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アベンジャーズAOUが刻んだMCUの傷はどこへいったのか。MCU初体験でも十分に楽しめてしまう仕上がりになっているのは見事というしかない。
前編コメディタッチで描きながら、小さくなるという見せ方も一ひねりしてくるので単調にならず飽きが来ない。
トーマス三段オチが見所か。あの場面が劇場で大うけだった。こんな普通の一般人がアベンジャーズの連中とどのように絡んでいくのか気になって仕方がない。そう思わせるほどに普通のおっさんを演じたポール・ラッドの演技力も見所の一つ。

第9位 心が叫びたがってるんだ。

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今年のアニメ映画では屈指の出来を見せつけてきた。自分の思いを口にできない少女と、傷を抱えた少年たちの物語。感情表現、思いを伝えることの大切さと、残酷さをリアルに描いている。
そのストレートさは実写で描くとくどいものになっていただろう。アニメだからこそ高校生たちの青春を誠実に描写できた。とんでもない完成度を見せつけた青春残酷物語だ。

第8位 GONINサーガ

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破滅へ向かうことでしか時計を進めることができない男たちの物語。前作をなぞるシナリオが破滅しかできない男の悲劇と歓喜を色濃くさせている。
破滅することでで彼らは満たされる。破滅こそが彼らの歓喜という異常さを見せつける作品。映像も暴力的な神秘に満ちていて、それが彼らの破滅を神聖な物へと昇華させているのかもしれない。

第7位 ミッション:インポッシブル/ローグネイション

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これまでのM:Iシリーズに比べるとかなり地味な出来になっている。脚本が素晴らしく息をのむほどのスリリングさで観客を魅了する。豪快なアクションで見せつけたキングスマンや、伝統芸能的な一面を魅せる007とは異なり、サスペンス性で観客を物語へと引きずり込んでいく。非常に丁寧な作りこみがされた作品で、M:Iらしい派手さは鳴りを潜めている。毎回色を変えてくるのがM:Iの魅力なのだろう。

第6位 セッション

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音楽版フルメタルジャケット。音学になぜ文字通り命まで捧げるようとするのか。常人には理解できない境地に達した二人の男がおりなす狂気の世界。
圧倒的な勢いでフレッチャーを魅了してしまうラストは圧巻。観客もニーマンの演奏に釘付けとなり、そのままエンドロールが流れる構成には最高と言うしかない。
何よりフレッチャーの二の腕が魅惑的。音楽家なのにたくましい・・・。

第5位 ガールズ&パンツァー劇場版

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ストーリーは安直だ。正直褒められたものではないけれど、異常なまでの熱量にやられた。
深夜アニメの続編なのだが、TVシリーズを見ていなくても楽しめる仕様になっているのが凄い。TV版の解説が盛り込まれているのだが、それがなくても十分に楽しめるだろう。まさか美少女アニメがこれほどの勢いと熱を持っているとは思わずに、鑑賞後は打ちのめされてしまった。
ラストバトルはあと10回ぐらいは見たい。狂気的な勢いが演出と相まって、暴力的な高揚感を与えてくれる。セリフとBGMを廃し環境音だけで戦う場面は震えが止まらなかった。
深夜アニメ映画の理想形が完成している。尋常じゃない熱に身を焼かれてほしい。

第4位 マッドマックス/怒りのデス・ロード

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圧倒的ハイテンション。鑑賞後は銀スプレーを口に噴射したくなる。ビジュアルと勢いだけで突き抜ける作品かと思われているが、物語は異常なほどに練られている。女性が自由を取り戻し、そして男が自分を確立して散ってゆく。まるでジェット機のような作品だ。豪快な外見をしているが、中身は精密機器で満たされておりどれか一つでも欠けると瓦解する。そんな神経質な作品。
考えなくても楽しめる、考えても楽しめるという相反する両者を同居させた傑作。V8を讃えよ。

第3位 アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン

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全世界が望んだ娯楽大作にも関わらずMCUの世界には遺恨を残すという大技をやってのけた。単純なヒーロー大集合映画としても楽しめるが、物語もかなり深みがある。アベンジャーズとは必要なのか、本当の悪とはなにかに一石を投じ、そしてシビルウォーへとつなげる巧妙なやり口には感心する。
これも考えなくても楽しめる、考えても楽しめる作品だ。

第2位 ジュラシック・ワールド

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鑑賞すると誰もが子どもに戻ってしまう。夏休みに公開されたことも特筆すべき点だろう。こんなに夏休みがピッタリな作品は他にない。
些細なヒューマンエラーが大惨事へと繋がっていく描写は見事である。インドミナスレックスは恐竜なのに、それを止めることが出来ない人間という構造が、人類の小ささと尊大さを如実に描写した。日本の怪獣映画的な文脈を含んでいると言える。
ラストのT-REX登場シーンは、まるで親に合ったかのような安心感を与えてくれる。みんな子どもになっちゃう。T-REXがんばれー!って叫びたくなる。

第1位 花とアリス殺人事件

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原点「花とアリス」すら鑑賞していないのに、なぜか劇場に足を運んでしまった。これが恐ろしいほどの傑作だった。鑑賞後は魂を抜き取られ、椅子から立てないほど。
物語自体はかなり無理があるが、アリスと花のキャラクター設定が無理難題の物語に真実味を与えてしまっている。こいつらならやりかねん、と思わせてしまう絶妙なキャラ付けに度胆を抜かれた。彼女たちは確かに生きているのだと実感させられる。
実写だと生々しくなっていただろうし、かといって手描きアニメだと理想すぎる作品に仕上がっていただろう。ロトスコープがその中間を突っ走り、少女漫画的な印象を強めている。
今年最高の傑作。愛すべきクソガキどもの青春映画をぜひ見てほしい。この衝撃を味わっていない人は幸せだ。

 

おわりに

ベスト10でよかったのではと考えたが、やはり総括したい気持ちが強かったので劇場で鑑賞した全36作品をランキング形式にまとめた。
やはり上位は心を鷲掴みにして離してくれない。今年は豊作だった。来年はゴジラやシビルウォーなどの大作が控えているから、今年以上の濃い年になるはずだ。来年末も発表してみよう。

時間の関係などで鑑賞できていない作品もあるので、オススメの作品があれば教えてほしい。

いやぁ、映画って本当にいいものですね。2016年はどんな映画に出会えるのか楽しみで仕方がない。