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【ジャンル不問】超オススメの漫画10作品を紹介する

こんにちわ。
@Sanyontama (さよたま)です。

今回は漫画の話。

とにかく紹介していく。個人的に夢中になった作品を列挙していく。2000年代以降が中心となっているのでご注意を

特にランキング形式というわけでもないし、完結、連載中の区別もありませんので。

ネタバレを含むので注意してください。

チキタ★GuGuTONO)

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可愛らしい絵でしょ。でも食人がテーマなんだ。おっそろしいよ。

 

デフォルメされた可愛らしい絵とは裏腹に、人権意識皆無の世界で繰り広げられる事件の数々。まるで「まんが日本昔話」の怪談話を見ているような気にさせてくれる。食人がテーマであるというのも参る。

殺伐とした世界なのに、主人公の周りはなぜか明るいから、そのギャップで陰惨な雰囲気が際立っている。

 

キュートホラーというべき奇怪な作品。独特の世界観に魂まで引きずり込まれるのではと恐ろしくなっちゃう。

 

グラップラー刃牙板垣恵介

バトルファンタジースピリチュアルSF漫画。

 

これぞ漫画!漫画は絵で魅せてなんぼ!と言わんばかりの躍動感にあふれる漫画らしい作品。
はっきり言って物語性は皆無に近い。とにかく絵で魅せる。

今まで読んだバトル漫画の中でも屈指とも言える「圧倒的躍動感」が刃牙シリーズの魅力。
漫画なのにアニメを見ているかのような錯覚を覚えるほどにすごく、とんでもなく動く。コマとコマの間が容易に補完でき、動きが想像できるって本当に凄いこと。

破天荒な作風で意味不明な技を勢いで納得させるあたり、ギャグ漫画と呼ばれる事実も否定しない。荒唐無稽な描写が魅力でもあるからね。

 

ちなみにグラップラー刃牙→バキ→範馬刃牙刃牙道という順番なのでご注意を。

 

連載中の「刃牙道」では現代に復活した宮本武蔵烈海王を倒したという、ぶっちゃけ理解できない話になっているので本シリーズから離れてしまった人も、こうかけばもう一度読んでみたくなるはず。

 

ほしのこえ(原作:新海誠 漫画:佐原ミズ


原典を超えちゃってる。

 

原典のアニメは新海誠監督がほぼ一人で制作したから、粗い部分も多い。

宇宙と地球に引き裂かれた少年少女の物語だ。

そのためか、この漫画版は原典を超えてしまっている。尻切れトンボ的な終わり方を迎えた原典の先を描いている点も注目したい。アニメ版しか見ていない人にもお勧めできる点の一つ。

繊細な絵が地球と宇宙に引き裂かれた少年少女の心情を絶妙にマッチしているから、ふわふわとした感覚に襲われる。相手を思う両者の心が手に取るように理解できてしまうから辛くなってしまう。

 

恋愛、青春ものとしての読みごたえも抜群。今や死語だがこのセリフを使わせてもらう。「セカイ系」に触れてみよう。

 

ハリガネサービス(荒達哉)

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僕は跳べないんですよ。バレーやってるのに。

 

狙ったところにサーブをきめることができる、超人的な能力を持った主人公とチームメンバーが全国を狙う。

気づけば既刊を大人買いして読みこんでしまったほど。バレー漫画なのにハンドボールをプレイして何かを見出してみたりと、予想外の展開も多く展開が読みにくい魅力を持つ。

バレー部なのにケガのトラウマでジャンプができない主人公がどう成長していくのか。それが本作の見どころである。

キャラに嫌みがないというのも読みやすさの一つ。

 

スポ根になりすぎないスポーツ漫画。主人公だけではなくチーム全体の成長物語でもある。注目の作品。

 

鋼の錬金術師荒川弘

『完璧』以上!

 

語るべきは登場するキャラクターが全て「生きている」ところだろう。

どのキャラクターも主人公にできそうなほど。どのキャラも無駄にしていないという素晴らしい漫画。

物語としても骨太で、過去現在の様々な事象が複雑に絡み合うが、読んでいてもすんなりと理解できてストレスを感じないのだから、この作品の凄さを実感する。

 

これほど綺麗に終わった作品は滅多にないんじゃないのかな。非の打ちどころがなく、完璧といっていい作品。

 

空が灰色だから阿部共実


心がざわついて消滅しそうになる不安感漫画です。

 

チャンピオン掲載時は購読していたこともあり、読み切り時からこの作品には触れていたがすごく凶暴な作品だった。

ホラーではないのに肝を冷やして読まなければならないという稀有な作品。心をざわつかせる話を持ってきたと思えば、日常系の話を持ってくる。物語の配分が絶妙で、最後のページを読むまでハラハラとさせられる。

 

かわいらしいイラストはすべて読者に仕掛けた罠なのである。

 

乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ(大西巷一

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さぁ、歴史のお勉強をしよう。

 

フス戦争に巻き込まれた少女を描く歴史スペクタクル。

巻末には時代解説が掲載されているので、歴史書感覚で読むこともできる。

こんな戦争があったという歴史を全く知らなかったので、それを知ることができたのもこの作品のおかげ。

中世ヨーロッパの暗黒面を存分に描き、同時に現代にも通じる戦争の悲惨さを描いているから唸るしかない。

 

何をしでかすか分からねえヤン・ジシュカに注目。

 

レビウス(中田春彌)

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漫画じゃなくて芸術ですよこれは。

 

なんといっても絵ですよ。絵。表紙詐欺ではなくこの絵が延々と続くんですよ。

これは本当に日本漫画なのかと疑るほどの圧倒的画力。海外の作家を思わせる圧倒的絵は読むだけでクラクラしてくる。

IKKIの休刊で一時完結を余儀なくされて、現在はウルトラジャンプで連載再開。

左綴じ、セリフ横書きが異国感を加速させる。読むだけで外国の絵画に触れた気分が発生するお得感。

 

物語はこれから。額に入れた飾りたくなる画力は刮目するしかない。

 

透明人間の作り方(増田英二

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携帯メールで君も透明人間になろう!

 

今を時めく「実は私は」の増田英二が贈る1巻完結の傑作。短期連載作は単行本化しないという悪しき慣例を持つ某出版社。実は私はのヒットでその慣例を打ち破り(実は私はのヒットが原因かは実際には不明だが)、見事単行本化を果たしたのが「透明人間の作り方」である

表紙こそホラーを思わせるが中身は非常に王道の青春漫画。存在を認識されなくなる主人公と、彼を透明人間の世界に引きずり込んだ女、そうして幼馴染の少女が織りなす物語。

実は私はと異なりシリアスな雰囲気を漂わせる。読みこんでいくと自分も透明人間の世界に紛れ込んでしまったかのような、奇妙で薄気味悪さを感じるが、ホラーテイストは極限までに抑えられている。優れたバランス感覚を持つ作品。

 

切ないだけでは終わらせない。読み終わると世界が明るくなるでしょう。1巻完結という読みやすさがお勧めできるポイント。

 

宇宙怪人みずきちゃん(たばよう)

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この漫画は我々にとってあまりにも早すぎる。変態を超える作品。

 

オススメしたいがオススメしたくないという矛盾を抱えているのですよ。

いや、もう凄い。この作品は何なのか。ジャンルを尋ねられても答えられない。

たばよう先生の作品は読み切りの時から目を通していた。純粋に「狂気」を感じたのはこの作家が初めてだ。ネタや煽りで「狂気」という言葉を使うことはあるが、これを読むと二度とそんなことが言えなくなる。読めば人生初の、具体的な「狂気」を理解できるはず

万人向けではない。それだけは伝えておく。だが見て欲しい。矛盾ですなぁ。

 

天才とはこういった作家を指すのかもしれない。襲い掛かる狂気を体感せよ。

 

 

 

というわけで10作品を紹介しました。最後以外は本当のお勧めします。最後はおっそろしくて載せるべきか否かを悩みましたが、もう知りません。


かなり主観的になってしまったけれど、どれも読んでほしい作品ばかり。

これを書いていたら購入して放置したままの漫画が大量に存在することに気付いた・・・。読まないと。

日本に生まれたんだからマンガ読まないともったいない。

 

映画もいいけど、漫画もね。